農業に興味のある方は、「日高川就農ガイド」を見てね。

日高川町の紹介

日高川町は、和歌山県紀中地域、日高郡に位置する町です。

面積は約331.59㎢あり、和歌山県内で3番目に面積の大きい町となっています。

また、面積のおよそ9割が山林を占めており、主要道路沿いには、日高川が流れています。面積が広い分、同じ町であっても生活環境が異なり、利便性を優先した暮らし、自然環境を優先した暮らしなど、自分にあった環境を選びやすい町になっています。なお、海には面していません。

人口は、令和6年3月時点で約9,000人となっています。

移住推進の歴史が長く、10年以上にわたって多くの移住者を受け入れてきました。いまでは、移住者という立場から地域を担う一員となられている方も多くおられます。

町の雰囲気を伝えるために作成したドライブ動画

日高川町といえば

日高川

日高川町の名前の由来にもなっている日高川。護摩壇山に源流を発し、田辺市龍神村を経て日高川町の中心を流れていきます。山あいを大きく蛇行しながら流れているため、実は、日本一長い二級河川(都道府県が管理する河川)なんです。アユ・アマゴ釣りの名所としても知られ、シーズンには多くの釣り人が遠方からも訪れます。また、町内上流部にある椿山ダムは県下最大の貯水量を誇り、2015年の和歌山国体カヌー競技でも使用された本格的な漕艇場を有しています。

川辺・中津・美山

日高川町は2005年に旧川辺町・旧中津村・旧美山村の3つの町村が合併して誕生しました。
合併により旧町村名は地名としてはなくなりましたが、今でも「川辺」「中津」「美山」それぞれの個性は健在です。

川辺地区

日高川の最も下流付近に位置しているのが川辺地区。隣接する御坊市の市街地や駅・高速のインターチェンジなどに近く、町内で最も人口の多いエリアです。「笑い祭」で有名な丹生神社や、「安珍清姫伝説」で有名な道成寺などがあり、多くの観光客が訪れます。

中津地区

川辺地区から日高川を上流へ進んでいくと、次にあるのが中津地区です。御坊の市街地までは車で15分~30分くらいで、ほどよく田舎の雰囲気があり、先輩移住者も多く暮らしています。町の中央公民館である「日高川交流センター」や、300人規模のバーベキューもできる「日高川ふれあいドーム」など、町内外をつなぐ交流拠点が集まっています。

美山地区

中津地区から更に上流へ進むと、美山地区です。ここまで来ると徐々に山が四方に迫り、本格的に「田舎」という雰囲気になります。国道424号線が美山地区を横断しており、沿線には椿山ダムやヤッホーポイント、猪谷川水辺公園など自然を楽しめる観光スポットが点在しています。

特産品

特産品

紀州備長炭

日高川町の特産品の一つである紀州備長炭。一般家庭ではあまり馴染みがないかもしれませんが、日高川町産の紀州備長炭のほとんどは東京の料亭や焼き鳥屋さんなどで使われています。日高川町には専業の炭焼き職人が多く存在し、手作りの窯を使った伝統的な製法で備長炭を生産しています。最近は炭焼きを生業にする移住者も増えており、ひそかに活気づいてきている自慢の産業です。

紀州材

面積のおよそ9割が山林に覆われた日高川町は、昔から林業で栄えてきました。過去には上流の龍神村から下流の御坊市にかけて、伝統の筏(いかだ)で材木や物資を運んでいた歴史もあります。現在も森林組合や民間の林業会社が、町内の山を守り、育てる仕事に従事しています。従業員の中には、未経験から研修などを経て林業の世界へ入った移住者も多く、山間部の移住推進にも大きな役割を果たしています。

ジビエ・川魚

山に囲まれた日高川町での農業は、畑や田んぼを荒らす鹿や猪との戦いでもあります。多くの農業者や猟師が捕獲に取り組んでおり、一部はジビエとして町内の産品販売所などでも販売されています。
また、日高川はアユ・アマゴなどの釣りの名所としても有名。「日高川漁業協同組合」では、稚魚の放流や養殖、加工品の製造・販売、釣り情報の発信など日高川のブランド化に力を入れています。
近所に猟師さんや釣り好きの人がいれば、ジビエのお肉や魚をおすそ分けしてもらえるかも。

農産物

和歌山県は日照時間に恵まれた農業に向いた場所です。日高川町の農業は、旧川辺町での生産が特に盛んで、柑橘・ウスイエンドウ・ミニトマト・イチゴ・ウメなどが作られています。また山間部でも、サカキやセンリョウなどの特用林産物やシイタケが作られており、適材適所で様々な作物を作ることが出来ます。また、一口に、柑橘といってもその種類は様々。年に1回開催される「農業祭」では、農家さんが作った生産物が品評会として展示されます。どんな作物が作られているのかを見るいい機会なので足を運んでみては如何でしょうか?

お祭り

日高川町には7つの神社があり、それぞれの神社のエリアごとにまつりが行われます。日高川町の人々は、とにかくまつりが大好き。まつりが近づくと、お囃子や舞の練習・神輿や屋台の仕立て・お酒や食べ物の手配などで各集落が忙しく活動を始めます。丹生神社で行われる通称「笑い祭」が全国的にも有名ですが、その他のまつりにもそれぞれ個性や歴史があり、地元の人々に愛されています。近年ではまつりの担い手も徐々に減少しており、移住者が重要な役どころを任されることも多くなってきました。「移住したらまつりに参加してみたい!」という人は、きっと歓迎されると思いますよ。

日高川町役場までの交通アクセス

《お車でお越しの方》

大阪方面からは、阪和自動車道を経て湯浅御坊道路「川辺IC」より日高川町役場まで約5分
白浜方面からは、「御坊南IC」より約10分

《公共交通機関でお越しの方》

新大阪駅・天王寺駅などから「特急くろしお」(新宮方面行)にて「御坊駅」下車
または、紀勢本線(きのくに線)「御坊駅」下車

御坊駅前より南海バス「川原河行」で約15分「日高川町役場前」下車

日高川町役場の場所